2020年9月26日放送の「有吉のお金発見 突撃!カネオくん」では、
現在大人気のレトルトカレーのお金の秘密について取り上げていました。
日本人はカレーをよく食べます。
週に1回はカレーを食べるといわれているそうです。
去年のレトルトカレーの売り上げは500億円!!
カレーの名店とコラボしたシリーズは400万食以上の売り上げで、
2019年は売上12億円にもなったとのこと。
ただ、試作品のやり取りだけで、1年以上かかったものも。
本気度がうかがえますよね。
ルーVSレトルトカレー
もともとはレトルトよりもルーの方が売り上げは高かったのですが、
2012年ごろからレトルトが売り上げを伸ばし、
2017年ごろからレトルトがルーを逆転!
去年はルー425億円に対し、レトルトは500億円!
今ではルーより、レトルトの方が売れているのですね。
カレー売り場では、レトルトコーナーに沢山の種類が並んでいます。
レトルトカレー劇的進化のワケ!!
①新しいスパイスの登場がレトルトを美味しくしている
最近のレトルトカレーは使用するスパイスの種類が倍増しています。
1980年に発売した『LEE』の会社では、
2016年から40種類のスパイスを使っています。
使うスパイスを増やすことで辛さだけでなく、旨味や香りもだすこともできます。
昔は限られた地域からしかスパイスを仕入れることが出来なかったのですが、
今ではいろんな種類のスパイスを仕入れやすくなりました。
スパイス市場の売上:2007年は71億円→2019年は124億円に。
スパイスの種類:20年前は15種類位→現在は100種類以上に。
②有名店監修のレトルトカレー
東京銀座のチキンカレー 584円
大阪のドライカレー 462円
東京吉祥寺のカレー 648円※お店では900円のカレー。
ランチ30分待ちが当たり前のお店。
常連さんによると、
お店で食べるのと同じくらい美味しいそうです。
また、レトルトカレー市場の拡大を受け、
少ない個数から製造を受け付ける街の食品メーカーが増加。
オリジナルレトルトカレーの製造を30個から受け付けている会社も!
(1個733円:30個2万2000円)結婚式の引き出物に加えてもよさそうですね。
③他業種が参入し、オリジナル商品続々登場!
- 無印良品 バターチキンカレー 378円
- 神戸 消防署監修カレー 390円
- 愛知 水族館カレー 1100円
- 京都 抹茶カレー 550円
今では、日本のレトルトカレー3000種類以上に!
レトルトカレーの歴史
レトルトカレーは日本が発明したそうですよ。
1968年、世界初のレトルトカレー ボンカレー 180円が誕生
当時は、袋を開け、お鍋に移して温めるか、
お皿に移しレンジで温めるのが普通でした。
しかし、今のレトルトカレーは箱のふただけあけて、
チンできるのだそうですよ!
以前使われていたアルミ素材の袋だと、レンジ使用の際、
発火してしまう危険があったので出来なかったのですが、
現在のプラスチック素材の袋だと、レンジ使用が可能になりました。
カレーを詰める際の高温処理に耐えられるプラスチック素材の開発に、
10年かかったのだそう。
この努力の甲斐あって、累計販売は30億食以上に伸びました。
また、レトルトカレーは発売当初、薬品っぽくて美味しくないと言われ、
全然売れなかったのですが、1969年のアポロ11号月面着陸の際、
宇宙飛行士がレトルト食品を食べる映像が映ったことで、
レトルト食品のイメージがあがり、売り上げが大幅にUP!!
売れてる!ご当地レトルトカレーのトレンド
- 岐阜県産飛騨牛を使ったレトルトカレー ・・・発売から20年間で200万食以上を販売。
- ということは、15億円以上を売り上げていることになります!
町おこし!名産品系レトルトカレー
- 山梨県 ほうとうのカレー 648円・・・2017年の発売以来、6000食以上売上
- 和歌山県橋本市の名産品「ひねどり」・・・ひねどりのPRのために作られたのが、
- 鶏もも肉を丸ごと1本入れたレトルトカレー。ふるさと納税の返礼品に選ぶ人が多い。
- 広島県の牡蠣カレー 500円~・・・瀬戸内海産の大きな牡蠣がいくつも入っていて、
- 年間1万食以上を売り上げ、生産が追い付かないほど。
野生派!ジビエ系ご当地カレー
ジビエ・・・野生の獣の食用肉のことで、ヘルシーフードとして近年注目されている。
シカやイノシシなどの農作物への年間被害額は約200億円。
そのため、農作物を守るため有害捕獲をするのですが、
頂いた命をちゃんと活用して、地域の経済活動にも役立てたいとの思いから、
ジビエカレーを作ったそうです。
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