2021年2月13日放送の有吉のお金発見!カネオくんでは、クリーニングのお金の秘密に迫ります。
季節の変わり目3月~5月は利用者が最も増えるクリーニング店。
どうやって綺麗になってくる?
クリーニング店の裏側を見せてもらいました。
シミ抜きだけを長年研究していて、染み抜き技法1260種類を持っている『不入流』の達人に、家庭で出来るカレー・醤油・油汚れの染み抜き法も教えてもらいました!
クリーニング店のお金の秘密
今や、街を歩くとクリーニング店。
と言うほど、たくさんのクリーニング店が街にあふれています。
全国のコンビニ約5.5万店、クリーニング店約9万店。
クリーニング店はコンビニの倍近くとはるかに多いのだそうです。
どうやってきれいになってくるの?
足立区のホワイト急便の方にお話を伺いました。
衣類をお客様から受け取り
- 破れ・ボタン取れ・傷・シミなどを確認
- 洗濯表示を見ます(素材によって洗濯方法が違います。)
- きちんと検品してから工場へ運びます。
工場には1日に3000着以上の衣類が集まります。
汗や食べこぼしのような、水溶性の汚れが多い衣類は水洗いをします。
ワイシャツのような、しっかりとした生地のものは、55度くらいのお湯で洗います。
洗剤は漂白・抗菌・消臭効果のある強力な専用洗剤。
業務用大型洗濯機(240万円)でワイシャツ200枚を一度に洗えます。
えり・袖仕上げ機は、(260万円)。
全体を仕上げるのは、人型マシーン(525万円)。
シャツ前後をピタッとはさみ、スチームを吹きかければ、たった20秒でパリッとしたワイシャツが仕上がります。
数千枚届く衣類のうち、約半分はワイシャツ。
ワイシャツは1枚120円~。
『不入流』シミ抜き達人とは?
時間が経ったシミは、普通のクリーニングじゃ落ちにくい。
長年シミだけを研究している『不入流』。シミ抜きの流派。
あらゆる汚れやシミを落とす技を持っている。
大田区にあるシミ抜きの達人『不入流』の高橋勉さん(71歳)。
もともと着物屋で、シミ抜き係を任されていた。
1980年に沁み抜き専門の『不入流』を創設。
シミ抜きの技法は、約1260種類。
シミ抜き技術の立役者。
「シミと汚れだったら、絶対的に落とせます!」
しつこいワイシャツの汗ジミには、万能薬品『つぼ抜き』。
つぼ抜きは、長年の経験をもとに開発したオリジナルの万能薬品。
しつこいワイシャツの汗ジミも、つぼ抜きに2時間つけておくだけできれいになります。
つぼ抜きとは、お酢と、度数の高いお酒(泡盛など)から作られた酸性の液体。
アルコールは、シミを浮きだたせ、お酢はシミを消す効果がある。
酸性の液体は、生地の色落ちもしにくいので、仕上がりに変な色むらが出来てしまうこともない。
つぼ抜きにかかれば、約6割のシミを落とすことができるそうです。
墨汁のシミには『ごはん粒』
墨汁の成分であるカーボンが生地の繊維の中に入り込んでしまう。
そこで活躍するのが、粘り気のあるごはん粒。
ごはん粒を粉せっけんと混ぜて生地に押し当てると、カーボンをお米にくっつけて取り出せるそうです。
そして、特殊な機械で蒸気をあてるとキレイに。
自然にあるものを使うと、簡単にもとに戻る。
しょうゆのシミには、『大根』
ついてから時間のたった醤油のシミ。
醤油のシミには、大根を使う。
大根には、しつこいシミの原因となる、でんぷんやたんぱく質を分解する酵素が含まれているのだそう。
シミ抜きに最適の野菜。
大根の特徴は、絶対的に生地を傷めないこと。
着物やシルクの洋服などは、大根が活躍。
油のシミには『キュウリ』
キュウリには、脂質を分解する働きがあり、油のシミには効果的なのだそうです。
洗剤を使うより、キュウリの方がうまくいく場合が多いのだとか。
カレーのシミには『胃腸薬』
カレーには、いろいろなものが複合されているので、カレー染みを落とすのは難しい。
高橋さんもいろいろと試し、ついにカレーのシミに効果的なものにたどり着きました。
それが『胃腸薬』。
胃腸薬の中には、食べ物の消化を助ける働きがあるので、それを使って、お腹の中で消化するように汚れを落とせないかと、思い当たったのだとか。
お腹の中って、食べ物を酵素が分解してくれる。
お腹の中を再現すれば、大抵のものは落ちると思った。
カネコクイズ
ゲストのカズレーザーさんからカネコクイズがありました。
?江戸時代、シミ抜きに効果的と重宝されていたものは?
答え:鶯(ウグイス)の糞。
まとめ
カレー・醤油・油のシミ抜き、勉強になりました!
食器用洗剤と液体洗濯洗剤を1:1で混ぜたものが、大抵の汚れに効くと、古着屋さんに教えてもらい、この洗剤で大体は落ちていたのですが、やはり、カレーはキレイに落ち切らずでした。
胃腸薬、今度、使ってみます。
大根やキュウリなど、家にある野菜でシミ抜きが出来るなんて驚きでした!
こちらもぜひ試してみます。
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