【逆転人生】卵かけご飯店|片田舎で夢を実現!

2021年2月8日放送の「逆転人生」では、過疎の集落に大行列!「卵かけごはん」で夢を実現した店主の西垣さんご夫婦にお話を伺いました。

西垣さんってどんな人?

座右の銘は「富は帽子の下にあり。」

いつも、頭を使う、よく考える。

自分はひねくれものという西垣さん。

反対されたことは今までいっぱいあった。

ひねくれてるので人と同じことはやりたくなかった。

小学生の頃、皆が将来は都会にでたいと言っていたが、

自分は田舎に残ると宣言していた。

失敗続きのジリ貧生活

農業高校卒業後、張り切って養鶏場と、米作りを継ぎました。

しかし、卵の販売ではほとんど利益なし。

知恵と工夫で何とかならないか?と頭をひねる。

自然のパワーを利用しようと沢水を引く。

エサも工夫し、にんにくをいれたり、畑や田で作った作物や炭など20種以上配合し大地のパワーを注入。

当時はブランド卵という概念がなく、安いのが当たり前。

5歳の娘にも卵洗いを手伝わせなくてはいけないくらいのジリ貧。

半年後、京都の洋菓子屋に卵を売り込んだ。

店主は同じ町の出身。

買値は基準価格の25%増。

味を見込んでくれ、取引してくれることに。

しかし10年後、この洋菓子屋の店主が変わってしまい、

値段をさげられないならと取引を止められてしまう。

どんなに頑張っても、都会の業者に翻弄されるだけ。

たまごでとん挫し、次に目を付けたのは米。

米の収量は伸ばせない。

しかし、味で勝負。

3年がかりで10種をためしてみた。

「夢ごこち」が土地にあったようで、抜群に美味しくできあがった!

しかし、農協に出しても、定品銘柄ではないため価格は高くならなかった。

自分で問屋や飲食店に売り込もうとしたが、卵の失敗が頭をよぎる。

お米をなんとか自分でお客さんに買ってもらえないか?

そこで耳寄りな情報が。

近々、近くに温泉地ができるという。

「直売所」を出したらどうか?

農家たちと協力してお金を出しあい、移動販売型の直売所をだした。

塩むすびを都会から来たお客さんに出す。

コンビニおにぎりと比べられ、負けた。

これでは勝負にならん。

味だけではダメだ。。

農家たちは次々とやめていった。

山間の集落で一旗揚げるとつっぱっていた、自分の選んだ道が違っていたのか?

なんとかしたい!

次に目を付けたのはなんと「メロン」。

妻や娘は大反対。

しかしやると決めたら聞かない西垣さん。

単価の高いマスクメロンに挑戦する。

が、しかし、収穫直前の台風直撃で傷物に。

黙々と家族で山のような(あまり美味しくもならなかった)メロンを食べることに。

3年後、娘が就職で都会へ出る。

またしても都会との戦いに負ける。

たまごがダメなら米。米がダメならメロン。

そこでへこたれていたら自分に負けることになる。

自分の中にある引き出しをあけてみる。

失敗はしてるけど、まだ立ち上がれると。

都会には負けない!大逆転のきっかけは?

ブランド卵も塩むすびも時代を先取りしすぎだった。

大逆転のきっかけとなったある事件があった。

庭の柿の木から妙な音がする。

クマがいると思い、詳しい人に相談したら、

「逆に嬉しいことだよ。大きな動物が来るということは、あなたの山は越えているということだから。」

もっと自然を信じなさいと言われた気がした。

寒暖差が激しい気候ではぐくんだおいしい米と、沢水・エサにこだわった自慢のたまごを掛け合わせ、卵かけごはん屋をやりたい!!

家族や大工さん、周囲の人は皆が反対する中、一人だけ味方になってくれた人がいた。

移住者の小林さん。

元寿司職人だ。

小林さんの協力の元、卵かけご飯屋を立ち上げることに。

玄米のまま保存し、その日使う分だけ精米。

炊くのはガス窯。

卵は、黄身と白身のバランスがよいため、あえてS・Mを使う。

そして思い切って卵を食べ放題にした。

手間暇惜しまず努力していく。

ひとつひとつの小さな積み重ね。

着想から3年後、卵かけご飯店オープン。

オープン当時、マスコミにも取り上げられた。

マスコミが取り上げてくれたこともあり、連日大賑わい。

でも、一過性のものと思っていた西垣さん。

しかしお客さんは変わらず行列。

味に自信はあったがそれだけなのか?

西垣さんは、外を歩いてみる。

すると、ふと気づいた。

食事を終えたお客さんが、その足で犬の散歩をしていたり、川沿いでぼーっとして自然を満喫していたり。

これは思ってもいなかったことが起きている!

里山の自然が大きな武器になると気づいた。

そして、川岸や道端の草刈りを始める。

地域の人も協力してくれるように。

こうした努力の結果、マスコミに頼らず口コミでリピーターも増えている。

都会に出た娘夫婦も戻ってきて手伝ってくれている。

今では卵を使った洋菓子店の店長もしている娘さん。

逆転のポイントはどこ?

絶対勝算がないとと皆が大反対していた。

逆転のポイントはどこだったのか?

スタジオのみんなの意見をまとめると

  • 里山が外から来た人にとってはテーマパーク。
  • 正しいひねくれ方をしたから。

都会で出店しないか?との声掛けもあるが、

あのロケーションでやることに意味があると思うので他の場所でやる気はない。

卵かけご飯屋の商売繁盛のおかげで、地域にも影響が。

直売所にもお客さんが増え、洋菓子店も地元の人に手伝ってもらっている。

10人ほどの雇用も生まれた。

まとめ

「都会には負けない!」

「業者には頼りたくない!」

すごくよくわかります。同感です。

どんなに頑張っても、結局は理不尽に切り捨てられる世界にはまっぴら。

それなら自分で、自分の力で何とかしなきゃ。

そこにいきつき、何も持っていないところからスタートしているから。

まだまだ始まったばかりだけれど、ほんの少しずつ前に進んでいる実感はある。

ほんっとうにほんの少しずつだけれど。

一生懸命、必死にやれば、きっと道は開かれる。

そう信じている。

キレイごとでなく、ただただ努力。

日々の小さな積み重ね。

諦めないこと。

これからも、焦らず、ひとつづつ進んでいきます。

最後まで読んでいただき本当にありがとうございました。

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