【有吉のお金発見!カネオくん】カップ麺|有名ラーメン店コラボの裏側

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2021年2月20日放送「有吉のお金発見!カネオくん」は、巣ごもりでバカ売れ中のカップ麺のお金の秘密に迫りました。

とんでもない金額の売上もさることながら、有名ラーメン店とのコラボ商品は、レシピなどなく全て自力で開発している点も驚きました。

2019年度の国内売り上げは、約4786億円!

消費量、年間40億食以上。

国民1人あたり、年間30個以上食べている計算になります。

日本一売れているカップ麺は、年間売上 1000億円以上!

世界初のカップ麺誕生!【日清カップヌードル】

日清の商品責任者、白澤さんにお話を伺いました。

50年前の1971年に創業者、安藤百福さんが世界初のカップ麺を発明。

工場の中は撮影NGなのだそうですが、画面共有でカップ麺の作られる工程を見せてくださいました。

日清のカップ麺の作られる工程

  1. 専用の機械で大量に蒸した麺を、スープに浸して味付け。
  2. 金属の型に入れる。
  3. 油で揚げて、乾燥させる。
  4. 高温の油で一気に麺の水分を飛ばす。

この4の工程が安藤さんの大発明。

奥さんが、天ぷらを揚げているのを見て、

「油で衣の水分が蒸発するとき、衣にたくさんの小さな穴があく。麺も同じなのでは?」

と、ひらめいたそうです。

このカップ麺の作り方は、今も50年前と変わっていない。

20世紀最大の発明と言われているカップ麺の技術なのだそうです。

日清カップヌードルの売上の歴史は?

発売当初(1971年)は、2億円程だった売上。

1972年、あさま山荘事件の際、機動隊が非常食としてカップ麺を食べる姿が生中継され大きく注目されると、売上が一気に67億円に!なんと33倍UP

翌年1973年には、売上180億円に急増。

現在に至るまで、50年間NO1の座に君臨。

シリーズ累計で、年間売上1000億円以上。

健康志向に大ヒット!【ノンフライ麺】登場

大人気となったカップ麺。

そんなカップ麺業界に様々なカップ麺が参入してきます。

ここで登場したのが、40年間、毎日インスタント麺を食べ続けているという、自称日本一のカップ麺マニア・大山即席斎さん(61歳)。

1976年、ノンフライ麺が登場。

ノンフライ麺は、油で揚げず、乾燥させることで水分を飛ばす製法。

健康志向の時代にマッチし大ヒット。

フライ麺に比べ、約150kcal減。

大体、おにぎり1個分位カロリーをカットできたそうです。

ノンフライを作ったメーカーの母体は繊維メーカー

繊維メーカーが培ってきた、布を乾かす技術を活かした製法なのだとか。

時短戦略!【1分戻し麺】→様々な話題作麺

1982年、「明星」が生み出したのが、1分戻し麺。

麺を油で揚げたときに開く穴を、意図的に大きくすることで、麺にしみこむお湯の量を増やし、戻し時間を早めることに成功。

しかし、発売からしばらくすると売り上げに陰りが。

早く戻る分、伸びるのも早かったのがその原因。

ただ、この麺の戻し時間の研究があったからこそ今がある!

今、「明星」では、お店で食べるような麺の食感や太さにこだわり続け、

・「チャルメラ博多バリカタ豚骨 」お湯を注いで1分、博多のバリカタ麺を再現。

・「麺神 」戻し時間5分で、コシのある食感が楽しめる超極太麺のカップ麺。

など、様々な話題作を次々に世に送り続けている。

麺の戻し時間を自在に操れるようになっているのだそうです。



デカ盛りブームの先駆け【1.5倍麺】

1988年、栄養ドリンクがヒットした時代。

麺1.5倍盛のカップ麺が登場。

年間200万食売れたらヒットと言われたこの時代、半年で1億食突破

売上160億円

デカ盛り路線の開拓者、現社長の村岡さんにお話を伺いました。

開発当時は、「大きすぎる、バケツみたい。」と、社内で猛反発されたが、「絶対売れる!」と信じていた村岡さんは、根気強く説得したのだそう。

お店のような本格的な味わい【ゆでたて生麺】

2015年、業界がザワつく新商品が登場。

それが、「マルちゃん正麺」

お店のような本格的な味わいの、ゆでたて生麺。

累計1億食を突破。

売上約300億円。

普通のカップ麺は、蒸した麺を乾燥させるのだが、

マルちゃん正麺は、お湯でゆでた麺の乾燥に成功。

製法は企業秘密。

4年かけて開発に成功。

特許も取得。

その名も「生麺ゆでて、うまいまま製法」

SNS戦略【実物大カップ麺プラモデル】

2020年9月、日清のカップヌードルが新しくなった?!

と思いきや、それは、実物大カップ麺プラモデル

全62個のパーツを3Dプリンターで作成。

カップヌードル誕生49年記念で作ったそうです。

全て「神の下をもつ男」が自力で再現!【有名ラーメン店とのコラボ麺】

2000年代から新トレンドは、「有名ラーメン店とのコラボカップ麺」

2020年9月発売の「池袋 大勝軒」は、一か月間の売上、約3億円

2017年7月発売の「埼玉・新座ぜんや」は、一か月間の売上、約2億円



コラボカップ麺の開発の裏側は?

Acecook、業界で神の舌を持つ男と言われる、大西広泰さんにお話を伺いました。

神の舌というのは一体どういうことなのでしょうか?

実は、コラボめんを作る際、レシピなどは何もなく、すべて自力で再現しているのだそう。

スープの味はもちろん、材料なども、名店のレシピは門外不出。

例えば、鶏だったら舌の先の方に軽やかな旨味を感じる。

豚なら舌の中あとにねっとりと旨味が来るというように、

スープの材料によって、味を感じる舌の場所が違うらしい。

昆布は、煮込み時間の短いスープは、旨味を感じ、

煮込み時間の長いスープは酸味を感じるのだそう。

スープ開発室で、スープの現材料が1000種類以上保管されていて、これらを使ってお店の味に近づけていく。

カツオだけでも、50種類以上あるのだとか。

麺も実際に触って決める。

そして出来上がった試作品を、お店へもっていってOKをもらう。

頑固な店主は10回くらい断られることもあるそうです。

まとめ

カップ麺の製法が50年間変わっていないということに驚きました。

生麺製法だったり、ノンフライ製法だったりと、プラスの技術は開発されても、基本の製法は当初のままなのですね。すごい。

これだけ身近になったカップ麺。

スーパー、ドラッグストア、ディスカウントストア、どこへ行ってもカップ麺山盛りで、つい手に取ってしまいますが、体のことを考えると罪悪感が・・・。

焼きそばなんかも、つい家飲みのシメに食べてしまったりもしますが、

月に1回まで(目標(;’∀’))!と。

あのキョーレツな中毒性は、子供たちなんてコロッといっちゃうので。

でも本当は食べたいんです。今だって・・・

たまにはイイよね・・・(*´▽`*)

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